霊園全体をガーデニングしている墓地
ガーデニング霊園は従来タイプの墓石を設置しながら、その周囲をはじめ敷地内のあらゆるスポットに、草花や木々を植栽した墓地を指します。墓石の区画だけでなく霊園全体に草花や木々をガーデニングし、最初から庭園のように設計されている点に、大きな特徴があります。墓石の区画は石垣や木の柵などで囲み、その内側に草花や低木を植栽して、さらに芝生や玉砂利を敷き詰めるのが一般的です。信頼できるガーデニング霊園であれば、草花が年間を通じて生き生きと育つように、充実した給排水システムを備えています。また園内に噴水やベンチなどを設け、庭園の雰囲気を十分に生かしたガーデニング霊園もあります。
フラワー墓地や樹木葬との違い
ガーデニング霊園と混同されやすいのが、フラワー墓地でしょう。これは墓石の区画単位で、あるいは墓地内の特定の区画にのみ、フラワーポット等で草花を植栽した墓地を指します。したがってガーデニング霊園とは異なり、墓地全体が草花で覆われるように設計されてはいません。ただし霊園の中には、ガーデニング墓地タイプとフラワー墓地タイプの両方を完備しているケースもあります。自然に囲まれた墓地としては、樹木葬も類似します。これは特定の樹々を墓石の代わりにして、その周囲に複数の遺骨を埋葬するタイプの墓地です。ガーデニング霊園と決定的に異なるのは、区画単位の墓石や納骨室が無い点です。したがって樹木葬では直接土へ骨壷を埋めたり、散骨するケースが目立ちます。
いせやのお墓